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Cambridgeにとって2009年は2つの意味で特別な年。
大学創立800周年については以前ブログで触れた通りです。

1. University of Cambridge創立800周年 (web
2. Charles Robert Darwin生誕200周年 (web

ダーウィンがイギリス・シュルーズベリーに生まれたのは1809年。
そして彼が『The Origin of Species(種の起源)』を発表したのは1859年。
ダーウィンはケンブリッジ大学で神学を学んだ後に、かの有名なビーグル号に乗船して進化論のヒントを得る旅に出ています。
イギリスでは、BBCが行った"Greatest Britons"10人に入るなど知名度が高く、ケンブリッジのみならずイギリス各地で記念行事が催されるようです。

そして、この記念すべき年を迎えるに先立ち、英国国教会とローマ教皇庁は面白い決定をしました。

英国国教会、ダーウィンに謝罪
昨年9月に英国国教会がダーウィンに対して公式謝罪を行いました。
ダーウィンが進化論を提唱した当時、英国国教会はそれを厳しく非難しました。
ヒトはサルから進化した、という話がキリスト教の観点から受け入れられなかったのはある意味仕方ないことではありますが。
そして現代、進化論が市民権を得るに至り、節目の年ということで声明を発表した、と。

“Charles Darwin: 200 years from your birth, the Church of England owes you an apology for misunderstanding you and, by getting our first reaction wrong, encouraging others to misunderstand you still. “
(チャールズ・ダーウィンへ。生誕から200年を経た今、英国国教会はあなたの考えを誤解し、最初の対応を誤ったために、今なお偏見が消えない状況を生みだしたことを謝罪する。)


Webサイトに特設ページを作るほどの丸くなりっぷりが面白い。
もう1つ面白いのは、生前あれだけ糾弾されていたダーウィンが英国国教会の総本山とも言うべき、ウェストミンスター教会 (Westminster Abbey)に埋葬されていることですね。

ローマ法王庁、進化論会議を召集
英国国教会と対照に、バチカンは別段進化論を否定していません。
大司教は「the theory of evolution was compatible with The Bible」とし、むしろ「Pope Benedict discussed these issues with his former doctoral students at their annual meeting in 2006. In a speech in Paris last week, he spoke out against biblical literalism.」、つまり、ベネディクト16世も進化論を議論するにやぶさかでない、と述べています。
2009年3月にはダーウィン生誕200周年を記念して進化論会議を召集するとのことです。


歴史を紐解くのは本当に楽しく、好奇心は尽きることがありません。

ちなみに、ケンブリッジ大学のカレッジの1つ、Darwin CollegeはCharles Robert Darwinとは関係ありません。
正確には彼の息子、天文学者のGeorge Howard Darwinに因んだもの。

この記事のURL | 2009.01.11(Sun)01:01 | Cambridge Life | Comment : 00 | Trackback : 00 | 


 
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