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今学期の必修科目の1つに"Sustainable Development"があります。
1回3時間+ゲストスピーカーセッションという構成で、特にテストや課題があるわけではありません。
講師は先学期の選択科目"Climate Leadership"と同じ、Stephen Peake。

この講義、どうにも不評である。
しかし、駄目だ、というだけでは芸がないので、何が拙かったのか考えてみたいと思います。

① 学生側の心構え
先ず、この講義の概要は以下の通り。

The Sustainable Development Workshop is designed to provide an overview of the landscape of sustainable development in a business context with a special focus on climate change. The aim is for a lively interactive session where participants views on a wide range of issues are shared and challenged in an engaging and constructive way. The Workshop culminates with a guest lecture by Dr Arlo Brady, (Freud Communications and Fellow of Judge Business School).

この概要説明を読んでも、漠然としていて今一つピンと来ません。
どうやら他のクラスメートも同様のようで、講義開始時点で「ところで、これは何の講義なんだっけ」といったレベルの会話がなされている状態でした。
一般的に、「この講義から○○を得よう」という精神的な準備がなければ、受講効率は著しく低下しますので、1つこのあたりに原因があるのではないでしょうか。
そもそも「持続可能な発展」というタイトル自体が実体的な内容を感じさせず、加えて「with a special focus on climate change」とくると、輪を掛けて「手垢のついた」内容に思えてしまうのです。

あとは、多くのクラスメートにとって、「環境問題より次の仕事をゲットする方がよほど大事」ということもあり、根本的な関心(表層的な関心、ではなく)レベルが低かったのかもしれません。

② 講師側のスタイル
"Climate Leadership"でも若干感じたことですが、講師が志向する議論の方向への誘導がやや強引ではないのだろうか、ということです。
例えば、"Climate ..."では、「気候変動は人為的か否か」という議論のところで、講師としては「人為的」という方向へ持って行きたい、そして「だから今アクションが必要なんだ!」という結論にしたい、というのがあまりに強いように感じられました。
しかし、多様性を売りにしているJudgeですので、皆が皆この論調に同調するわけではありません。
こうした反対意見に対して、「じゃあどうしてそう思う?」と一歩引いて学生の議論を引き出す、というのがあるべきスタイルではないかと思うのですが、そういう姿勢にやや欠けます。

③ コンテンツのフォーカス度合
①で述べたように、もともとテーマがぼんやりしているので、コンテンツの焦点がしっかり絞れていないと「結局何の講義だったんだっけ」ということになってしまいます。
残念ながら、この講義はこの状態に陥っていたように感じます。
様々なファクト・データを提示してくれるのはいいのですが、それぞれが単発で提示されるような印象を受ける為、「つまりこの事実がどのような意味を持っていて、それが前後のストーリーにどのように繋がるのか」というのがうまく伝わってこない。

と、ここまで批判的なことを書きましたが、環境問題が絡むセッションは「ありきたりな内容」にならないようにするのが非常に難しいという事実はあります。
概して、
・地球はすでに危機的状況にある。だからこそ今アクションが必要なのだ。
・地球温暖化は本当なのか。地球の周期的な気候変動ではないのか。
・盲目的な環境保護運動は逆効果である。
といった論調のものが多く、今回のセッションも1つめのものに該当します。
ケンブリッジ大学には環境問題に関して研究している機関が多くあるので、それだけデータなど有用なリソースが多くあるはずで、それをもっと上手く使うことが出来れば、在り来たりなテーマであっても違った料理が出来ると思うのです。
講師に伝えたいことがあるとすれば、「フィッシュアンドチップスはもう食べ飽きました」ということでしょう。
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この記事のURL | 2009.04.29(Wed)23:40 | MBA (Easter) | Comment : 01 | Trackback : 00 | 
先日のUKMBAではお世話になりましたAshridgeのtsutsumiです。うちのプログラムも同様のテーマがあるのですが、そうならないことを祈りたいと思います。「テーマが漠然としている」という話ですが、まさにそうだと思います。特に、「授業で議論すべき疑問文が設定されていない」というのが一番の原因だと思います。疑問文が明確で具体的であれば、議論も深まりますが、どうしても抽象的なテーマになりがちなため、議論も拡散し、一方で講師は自分の答えを腹に落としたいので、強引に自分の論理展開にしなければなりません。

こういう展開を防ぐには、講師自身が自分の答えを脇に置いて、受講生同士の議論の流れを意識しながら授業を進めるとうまく行くと思うのですが、このあたりは講師にまかされているような気がします。




tsutsumi #- | URL | 2009.05.01(Fri)19:26 [ 編集 ]


 
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